シングルマザーの仕事探しの疑問
当社の受講生の中にはシングルマザーの人が少なくありません。
ここではそんなシングルマザーに向けた特別コラムを掲載しています。
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シングルマザーが仕事を探す場合
- シングルマザーに人気のある仕事って何があるの?
- 仕事ってどうやってみんな探してるの?
- 子供との時間が取れる仕事に就くには?
上記の事を疑問に思われる方が多いでしょう。ここではこのような事を解説していきます。
シングルマザーの仕事探しの疑問
企業の方と話をしていて、よく聞かれることがあります。
「シングルマザーの方って、どんな仕事をしているんですか?」
企業の方というのは、ほとんどが男性です。
男性の場合仕事中心の生活が可能になる人が多いからか、『職種』で聞かれることが多いです。
しかし実際には、シングルマザー側の意見としては、『職種』よりも『条件』が大切なのです。
女性は、自分のために使える時間が限られている人が多いので、自分以外の、子どもや家族のために費やす時間も確保しつつ、仕事を選択せざるを得ないのです。
- 保育園のお迎えに間に合う仕事。
- 夜は子どもと一緒に過ごせる仕事。
- 子どもが休みの週末はお休みの仕事。
そこに当てはまる仕事を選択していると、そんなに『職種』にこだわってはいられなくなる。
とはいっても、経験のない仕事を選択する人はあまりいない。
その結果、選択できる仕事が少なくなり、シングルマザーにとって条件の良い、
- 「9時~17時」
- 「土日祝休み」
- 「子どもの病気考慮します」
などの仕事は競争率が激しくなり、自分にあった仕事がみつからない、という人が続出してしまうのです。
シングルマザーの仕事探しのコツ
ここでおススメな方法は、『条件』は子どもの成長に伴い、自然と解決していくので、先ず自分でできる『職種の幅』を広げてほしいということ。
職種を狭めている要因として、「勝手な思い込み」があります。
- これは男性の仕事だから…
- 経験がないからできない…
- シングルマザーだと雇ってもらえない…
など。
今は労働力が足りない時代です。男性の仕事だと思われていた職種に、どんどん女性が参入できるようになっています。
企業側は女性を望んでいるのに、もったいないことに女性がそれに応えていないという状況です。
誰でも最初は、経験がないのは当たり前です。
企業側が経験者を求めているなら仕方ありませんが、企業側もやる気のある人は育てたいんです。
もっと挑戦すると職種の幅は必ず広がります。そうする事で子供との時間が取れる仕事を獲得する確率が大きく上がってきますし転職する際にも今までにはない仕事にも挑戦できる自分が出来ます。
上記にも挙げましたが条件(子供と過ごす時間)を前提にしたい気持ちは分かりますが、シングルマザーとして安定した生活を長い目で考えた場合、勝手な思い込みを取り外すことが重要でしょう。
まとめ
シングルマザーだからと、勇気を持てない方が多いですが、シングルマザーは企業に求められています。
何故ならば、女性は効率的で、気が利き、コミュニケーション能力も高いということを認められてきているのです。
その中でも、生活が掛かっている分、まじめに働くということでシングルマザーを望む声は多いです。
ぜひ、自信を持って仕事を探して、安定した生活を手にしてほしいと思います。
マザーズハローワーク
全国180箇所のハローワークでシングルマザーの仕事探しを行っています。特徴は
- 公共団体との連携し保育所などの情報提供
- 仕事と子育てが両立しやすい求人に特化
- ハローワークにキッズコーナーを設置。仕事を探しやすい状況に
などハローワークの中でもシングルマザーに特化した制度です。
母子家庭等就業、自立支援センター事業
マザーズハローワークに似ていますが、母子自立支援員が相談関係職員に関する知識の普及などの資質向上を務める役割の立場の人がセミナーや協力事業者などに母子に対する理解を深めるための行動などをし、
- 在宅就業推進事業
- 就業情報提供事業
- 母子家庭等地域生活支援事業
など包括的に行う制度です。
母子父子寡婦福祉貸付金制度
母子家庭及び父子家庭に経済的自立や生活意欲の助長を図る目的の12種類の仮付け制度です。
事業開始資金 事業を開始するために必要な資金 母子家庭の母または父子家庭の父、寡婦等 事業継続資金 現在営んでいる事業を継続するために必要な資金 母子家庭の母または父子家庭の父、寡婦等 就職支度資金 就職するために直接必要な資金 母子家庭の母、父子家庭の父または児童 父母のいない児童 寡婦が扶養する子 医療介護資金 医療または介護を受けるために必要な資金 母子家庭の母、父子家庭の父または児童寡婦等 技能習得資金 事業を開始または就職するために必要な知識技能を習得するために必要な資金 母子家庭の母または父子家庭の父、寡婦等 生活資金 知識技能を習得している間の生活に必要な資金 母子家庭の母または父子家庭の父、寡婦等 医療・介護を受ける間の生活に必要な資金 母子家庭または父子家庭になって7年未満の世帯の生活を安定・維持する間(生活安定期間)に必要な資金 失業期間中の生活を安定・継続するのに必要な資金 結婚資金 児童又は扶養する20歳以上の子の婚姻に必要な資金 母子家庭の母または父子家庭の父、寡婦等 就学支度資金 就学、修業するために必要な資金 母子家庭の母または父子家庭の父が扶養する児童 父母のいない児童 寡婦が扶養する子 修業資金 事業を開始または就職するために必要な知識技能を習得するために必要な資金 母子家庭の母または父子家庭の父が扶養する児童 父母のいない児童 寡婦が扶養する子 修学資金 高校・大学、高等専門学校又は専修学校に就学させるために必要な資金 母子家庭の母または父子家庭の父が扶養する児童 特別分限度額は、修学に係わる直接必要な経費(授業料、通学費、教科外活動費等)が一般限度額を超える場合で必要と認められる額について対象となります。 父母のいない児童 寡婦が扶養する子 住宅資金 住宅を建設、購入、補修、保全、改築又は増築するために必要な資金 母子家庭の母または父子家庭の父、寡婦等 転宅資金 住宅を移転するため住宅の賃借に際し必要な資金
高等職業訓練促進給付金
指定教育訓練講座を受けた際に経費の20%を母子父子家庭に支給する制度です。4001円~10万円の幅で還元されます。
まとめ
シングルマザーが仕事を探すに際し、色んな公的支援や事業があります。
これは存分に活用すべきです。しかし上記でも書いていますが、実際これだけの制度や支援があったとしても子育てをしながら仕事を探すのは苦労します。
これは現実です。制度を活用しそれと同時に資格などキャリアが少しでも有利になるような行動を起こすことが重要でしょう。