看護医療受験対策の東大

H29「受講生2587名の実績」
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准看護師になるには 方法は?学費は?通信制は?倍率は?

准看護師になるには方法がいくつかあります。

看護師への6つのコース~国家試験受験資格が得られるまで~中学校卒業,高校,専門学校進路その①国家試験,高校,短期大学進路その②高校,大学進路その③国家試験,中学校卒業高校衛生看護科進路その④,准看護師都道府県知事試験,短期大学,高校,専門学校,<進学コース>,国家試験,中学卒業,准看護師養成所進路その5,都道府県知事試験准看護師,実務経験3年,専門学校<進学コース>国家試験,15歳,16歳,17歳,18歳,19歳,20歳,21歳,22歳

准看護師になるには

准看護師は公的な資格になります。

特徴としては看護師と同じように病気や怪我で治療が必要な人の世話をしたり、診察の補助を行う仕事になります。

看護師がある程度自分の判断でも行動ができるのに対して准看護師は法律上、医師、歯科医師、看護師の指示を受けて働きます。

資格の取り方

  • 通学………必須(定時制有り・通信制は無し)
  • 実務経験…不要
  • 認定試験…必須(准看護師試験)
  • 上記の表で「進路その④」のコース
    中学卒業後に高校衛生看護科(3年)に入学し、卒業後准看護試験に合格する。
  • 上記の表で「進路その⑤」のコース
    中学卒業後准看護師養成校(2年)に進み卒業後准看護師試験に合格する。

これらのコースで准看護師試験に合格することで准看護師として働くことができます。准看護師は各都道府県知事により免許を受けますが、免許を受けた県以外でも働けます。

中学卒業後に最短2年で資格を取れることなど看護師に比べてかなり取り易い理由からか、社会人が多いのも特徴の一つです。

ただし、実質同じ仕事をしていても看護師と比べると給与などの待遇面にかなり差があるようです。

もともと准看護師は看護師不足を補うために出来た資格で、将来的に廃止にすることも検討されていることも事実のようです。

准看護師学校は教育課程が2つの時間になっています。

  1. 週3日の全日制
    この場合時間割は8:30~17:00までと普通の学校と変わらない時間割になります。
    よって空いてる曜日でアルバイトをすることが可能です。
    2年生になれば病院での実習が入ってきます。
  2. 週5日の半日制
    学校によって異なりますが5日制で多い時間割は13:00~17:00の時間帯です。
    2年生になれば週3日は病院での実習、残りは学校となる場合が多いようです。

上記のように准看護師学校は多少働きながら通うことが出来ます。

系列の病院で看護助手や医療事務で働きながら学校に通う人も多数います。

准看護師になるには上記のように働けるので主婦の方が目指しやすい資格の1つです。

実際、ライセンススクールコーポレーションの受講生で主婦やシングルマザーで准看護師を目指している人は多数おられます。

准看護師の数

現在、准看護師として働いている人数は約42万人(看護師は80万人)でその勤務のほとんどが個人病院です。

国公立や大学付属の病院で正社員として准看護師を募集している病院は多くはありません。

それには2点理由があります。

准看護師募集に年齢制限がある

求人を見ていただければ分かりますが、准看護師は年齢制限をかけられている場合があります。

上記は平成14年と平成24年の准看護師の年齢の分布図です。平成24年には40歳以上の准看護師の割合が約74%となっています。

上記は平成14年と平成24年の准看護師の年齢の分布図です。

平成24年には40歳以上の准看護師の割合が約74%となっています。

もちろん現役の人は即戦力ですが、この中でブランクがある准看護師の方も多数います。

ブランクがある上に年齢が高い、こういった理由から年齢制限をかけている病院が多いでしょう。

参考: 看護職員の現状と推移

試験日

准看護師資格の試験日はおおよそ1月2月になっています。

参考例ですので詳細は受験される学校に問い合わせましょう。

仕事内容

准看護師資格は都道府県知事によって免許が交付される、いわゆる公的資格です。

准看護師とは、医師や看護師の指示の元、診療の補助や療養上の世話をする仕事です。

具体的には、注射や点滴を行ったり、歩行介助や清拭・排泄介助など患者さんの身の回りの世話をしたりします。

また、患者さんの精神的なケアも重要です。仕事内容は看護師と同じです。

体力や精神力を求められ、勤務体制によっては夜勤もあるなど大変な仕事ですが、患者さんに喜ばれ、人の役に立てるとてもやりがいがあります。

准看護師になるにはこれらメリットデメリットがあることを理解しておきましょう。

准看護師の収入

准看護師は看護師と比較して収入は低くなります。このあたりが看護師を目指す人が多い理由の1つです。

  • 准看護師の平均給料 29万6319円
  • 看護師の平均給料  35万2157円

参考:2012年病院勤務の看護職の賃金に関する調査報告書

結構な金額が年間に変わってきます。

准看護師から看護師になる方法

准看護師から看護師にステップアップするには、進学をすることになりますが、短期大学・専門学校・高校専攻科の3つがあります。それが、准看護師対象の看護師養成校という流れになります。

ほとんどの看護師養成校入学試験がありますが、試験の科目などは学校によって基礎看護学・解剖学・国語や数学或いは小論分と面接だけというところもありますし、まちまちです。各、看護師養成校に確認が必要になります。

進学先の学校にもよりますが、全日制(2年)、定時制(3年)のところがありますが現在は半数位の専門学校が働きながら通える定時制(3年)となっているようです。目指し方はあなたの最終学歴によりますので以下の①から④で当てはまる方法で進学することになります。

  1. 中学卒業後に准看護学校卒業し准看護師免許を取得(学歴が中卒)⇒3年以上の実務を経験後に進学できる
  2. 高校卒業後に准看護学校卒業し准看護師免許を取得(学歴が高卒)⇒すぐに進学が可能です
  3. 高等学校衛生看護科を卒業後准看護師免許を取得⇒すぐに進学が可能です
  4. 准看護師免許を取得後文部科学省の高卒認定資格を取得(高校卒業と同等)⇒すぐに進学が可能です

准看護師を対象にした進学課程である看護師養成校を卒業すると看護師国家試験受験資格が得られステップアップできることになります。

もし、あなたが准看護師として10年以上の実務経験があれば通信制の2年課程を利用する方法もありますので、その場合は進学課程である看護師養成校に通信課程があるかどうか確認をしてみてください。

准看護師のメリット

准看護師資格取得のメリットは

  • 学歴に関係なく資格を短期間で取得できるため正看護師と比べてハードルが低い
  • 早くから現場で働くことができる

というメリットもあります。もちろん、資格取得を准看護師で行った後、正看護師を目指す人も大勢います。

もともと、准看護師制度は、戦後の看護師不足を解消するための暫定措置として設けられました。

約20年前からその養成のあり方について調査・報告がされており、将来的に廃止することも視野に検討が続けられています。

それでもなお、准看護師を目指す人がいるのには、いくつか理由があります。

個人的な経済的理由や、働きながら資格を取得したいといった理由のほか、中卒だと正看護師養成学校に入学できないため、まずは准看護師を目指すといった方もいます。

また、准看護師資格は最短2年で取得できるため、早く現場に出て働くことができます。

このような理由から、年間約1万1千人が准看護師になり、平成23年末時点では、全国で約38万人が准看護師として働いています(日本看護協会より)。

准看護師は保健師や認定看護師を取得できない

看護師の場合、ステップアップとして保健師や助産師、認定看護師など専門分野の資格を取得する事が可能です。

しかし准看護師は取得する事が出来ません。

准看護師が保健師などを目指す場合まず看護師資格を取得する必要があります。日本看護協会には

看護師の中に正看護師と准看護師があるのではなく看護師と准看護師は別の資格

と記載されています。

仕事内容的にはほぼ同じことを行っているので混同されがちですが、看護師は国家資格で准看護師は都道府県知事免許になります。

なので、准看護師から保健師などを目指す場合はまず国家資格である看護師を取得する必要があります。

准看護師になるには知っておく必要がある2つの現実

社会人や主婦から准看護師を目指す人は少なくありません。准看護師を目指すうえで知っておく2つの現実をお伝えしたいと思います。

准看護師養成所の卒業状況

准看護師養成所の卒業数は入学時の87%であり約1割が卒業をしていません。また准看護師として就業する割合も67%と低く、卒業後すぐに進学する人が3割います。

引用:日本看護協会

これには理由があります。スキルの問題と就業の問題です。

准看護師養成所を卒業するまでに行う実習時間は約735時間。これは看護師と比較すると300時間ほど少なく履修時間も1890時間と3000時間の看護師とは明らかに学ぶ内容が少ないです。

一見、仕事上では同じことをしている風に見えますが、実際に働きだすとそのスキルのひらきに悩む准看護師は少なくないはずです。

もう1つは就業の問題です。

以下は准看護師の就業状況のグラフです。

看護師および准看護師の就業者数の推移のグラフ

2012年以降准看護師の就業者数は約3万人減少しています。

准看護師の求人状況のグラフ

こちらの画像は准看護師の求人状況です。

病院では看護師8万件に対し准看護師が0.4万件。診療所は約1.8万件に対して准看護師は0.25万件と圧倒的に准看護師の求人は少なく減少してきています。

上記でお伝えしてこの2つは知っておきどう行動するかを考えましょう。

とはいっても今すぐ廃止や求人がなくなることはありません。しかし早めの行動を起こさないと准看護師養成所があなたの住んでいる地域にないということが起こりえます。(実際に福井県と神奈川県には准看護師養成校はありません)

准看護師のやりがい・苦労・アドバイス

受講生で実際に介護職から准看護師になられた方がどんなやりがいや苦労があるのかを聞いてみました。

以前の介護職ではできなかった自分で直接医療行為ができることが「やりがい」でしょうか。
介護職が長い中で資格が無いという理由でやれない事がたくさんありました。もどかしいような悔しさも感じた時期に准看護師の資格を取ると決意しました。介護士ではできなかった医療行為も含めて、できることが増えて広がった感じがしています。
学校で習った事が現実、患者さんに実践できていて、患者さんともっと深く関わることができている実感があります。
必要とされている実感が介護職の時と大きく違いますのでやりがいがあります。
その反面、准看護師になってまだ経験が浅いことも理由になるかと思いますが、准看護師だから専門的な知識や技術が不足していると思うことが多々あります。
患者さんのニーズに応えられているのか思ったりします。
ベテランの看護師も准看護師も患者さんにとっては同じですからね。
頼られたときにそういう思いが常にあります。
そういう気持ちを切り替えることが苦手で苦労していますが、最近は新人の時はみんな同じだと思うようになりました。
「今自分ができる最善を尽くすこと」そんなふうに感じています。

准看護師を目指す方へのアドバイス

30代後半に准看護師を目指しましたが、もっと若い時からなりたかったにどこかで諦めてしまい、もう年齢的に無理かなと思うようになっていました。
「やるだけやってみたら」という周りの声に押されて、まずは勉強する時間を作るため生活にメリハリをつけることから始めました。
仕事に追われる毎日でも休むときは休む。
身の回りのことをしっかりこなすことも実は大切なことと気づいたからです。
准看護師になるには「目標は早く決めてしまう」それがいいかと思います。