シングルマザーの支援
「シングルマザーが受けられる公的支援や優遇制度って何があるの?」
離婚や死別で母子家庭になると、国や自治体からのいくつかの公的支援や優遇制度が受けられるようになります。
- 児童扶養手当
- 医療費優遇
- 母子福祉資金の貸付制度
などがあります。
これらも母子家庭になれば手当が受給できるのではなく、所得制限がありますが、母子家庭の平均年収は一般的な児童のいる世帯の3分の1程度と言われています。
所得制限に当てはまる人は少ないのが現状です。
また、両親と同居をしていても受給は難しくなります。
シングルマザーの方が、児童扶養手当を受給できる範囲に収入を抑えてしまっているという現実も、実は問題視されてきています。
どうのような考えで、どのように行動していけば良いのかを、考えてみたいと思います。
先にも話しましたが、シングルマザーの受けられる助成金として大きいものは児童扶養手当があります。
月額で最高4万円を超える金額が受給できます。
しかし収入が上がると受給できる金額が少なくなるので、児童扶養手当を受給できる収入に抑えようとする動きも出てしまいます。
例えば
- ①30歳で出産
- ②35歳で離婚
となってしまった場合、離婚時のお子さんの年齢は5歳です。
ここから児童扶養手当を受給できる収入内で働き、子どもが18歳になった時には母は48歳となります。
子どもの人数にもよりますが、年収を200万円にもならない状況で維持してしまうと、年齢が高くなってからでは取り返しがつかないのが現実です。
シングルマザーはどれくらい収入があれば生活ができるのか?
サラリーマンの平均年収が450万円と言われています。
しかし、それで満足度は?となるとまた話は違ってしまいますが、生活をしていくには十分だと言えます。
では母子世帯でみるとぐっと下がって、280万円(母子手当て含)と言われています。現実としては、この中で生活をしている人が多いのです。
そこで提案したいのは、子どもが小さい頃には助成金を多くもらいながらも、子どもの成長に合わせて年収を300万円まで上げていく努力をする。
そして45歳頃にには年収が400万円になるような働き方を計画していくことをおすすめしています。
「難しい~」と思う方も多いかもしれませんが、少なくとも計画を立てなかった時よりも、必ずその目標に近づくことができます。
シングルマザーの支援で看護師になれるものってあるの?
現状、子どもを育てながら女性が働く仕組みが日本は整っていないので、子育てと仕事の両立は簡単ではありません。
その中で国が支援策として、助成金や母子手当て、補助金などで支援してくれています。
しかしそれは子どもがいるから受給できるものばかり、子どもが大きくなったら今度は自分のために働く必要があります。
それには上手に支援を活用しながら、子どもの成長とご自分の年齢に合わせて年収をアップさせていくことが必須です。
いくつかの方法が考えられるかと思いますが、その中の一つとして看護師の資格を取得しておくことは計画を達成しやすい方法と言えます。