看護医療受験対策の東大

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看護学校の小論文対策

出題パターンは?

看護学校の小論文の出題パターンは大きく分けると、2つあります。

1つがテーマ型問題、もう1つは課題文・資料型問題です。

テーマ型問題

タイトルのみが与えられる出題形式。

内容的にはさらに以下のように分類できます。

①.一般的な社会問題について
「環境問題」「少子高齢化問題」「虐待問題」「インターネットの功罪」など

②.医療について
「健康」「医療ミス」「臓器移植」「再生医療」「出生前診断」「看護師の役割」など

③.時事問題について
「東日本大震災」「iPS細胞(再生医療)」「エボラ出血熱(感染症対策)」など、入試の年もしくはその前年に大きくニュースになったテーマ

④.自分について
「今までで感動したこと」「私の長所」「私にとっての学び」「私の家族」「看護師志望理由」など

⑤.その他、抽象的なテーマ
「豊かさ」「自由」「思いやり」「人間らしさ」など

課題文・資料型問題

ある程度長い課題文や資料を読ませて、それを踏まえて論述を求める出題形式。

①.日本語課題文の形式
課題文の主張、意図を踏まえて、自分の意見を書かせる形。課題文の要約を求められることもある。

②.英語課題文の形式
課題文が英語で書かれておりそれを読解して、自分の意見を書かせる形。大学では出題されるケースもあるが、専門学校ではほぼ出題されない。

③.グラフや表の形式
グラフや表から出題意図を読み取り、自分の意見を書かせる形。こちらも専門学校ではほぼ出題されていない。

小論文の力を伸ばすポイントは?

小論文の書き方のポイントは多数あります。

例えば、

  • 「です・ます調」ではなく「だ・である調」で書くこと
  • 四段落構成で書くこと
  • 主語と述語を対応させて書くこと
  • 自分の意見をはっきりと提示すること

など多数あります。

ただそんなことはどの本にも書いてあるし、今更ここで取り上げる必要もないでしょう。

また同じ小論文対策の本をマスターしたとしても、明らかに得点差が出てきます。

小論文が書ける人と書けない人の違いはどこにあるのでしょうか。

それは、「思考力の深さ」と「知識」です。

例えば、以下2つの文章を読み比べてみてください。

  • A「スマートフォンを買うべきだ。みんなが持っているし、かっこいいと思う。」
  • B「スマートフォンを買うべきだ。スマートフォンは、パソコンサイトの閲覧が容易にできるので、移動時間でも仕事の情報収集を効率的に行うことができる。またアプリが豊富なので、通勤時間も充実した時間を過ごせる。」

AとBを見比べると、Bのほうがしっかりと考えている印象を受けます。

極端な例ですが、Aのような文章を書いている方が非常に多いです。

結局、Aの文章は、自分の意見に対する理由や根拠が非常に浅いのです。

ここで有効的なのが、「理由と根拠こじつけトレーニング」です。

これは常日頃の自分の言動や他人の言動に、理由と根拠を無理やりこじつけるトレーニングです。

【例えば、目的地に向かうとき。】

車で行くか、自転車で行くか迷った挙句、自転車で行くことにしたとしましょう。

その時、なぜ自転車で行くことにしたのか理由を考えてみるのです。

1つ目の理由は、到着時間を確定させやすいから。2つ目の理由は、運動になるので健康に良いから。3つ目の理由は、自転車のほうが停める場所を見つけやすいから。など色々浮かんでくると思います。

【映画を観た後】

「あー面白かった~。」で終わるのではなく、「なぜ(どういうところが)面白かったのか。」考えてみる。

それを一緒に観た人に話してみる。そのことで、より自分の考えが深まります。また他人の意見を同時に聞くことで、より多面的に物事を捉えられるようになります。

まとめ

普段「なんとなく」で終わらせていることを、「なぜそう思うのか。」「なぜそうなのか。」という「なぜ」を意識することで、自分の思考が深まります。

最も小論文の力に直結するのは、「ニュース番組についてディスカッションすること」です。家族や友人と上記の要領でディスカッションすると、知識も身に着き、一石二鳥です。

看護学校の小論文は学科試験と同じようにかなりの比重を占めています。しかし練習すれば力は確実につくので日頃から意識するようにしましょう。