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京都保健衛生専門学校の一般入試の出題傾向

一般入学試験の出題傾向

国語総合

平成27年度は6期が大問5つ、7期が大問4つ、8期が大問3つから成る出題でした。出題範囲は期によって異なりますが、

  • 随想
  • 評論
  • 漢字問題
  • 熟語問題

など多岐に渡っていました。また必ず最後の大問では与えられたテーマに対して200~300字で自分の考えを述べる小論文問題が出題されています。

随想・小論については漢字の「読み」「書き」問題などは必ず出題されていました。本文中の傍線部が示す意味として最も適切な問題を選択肢の中から選ぶ問題が目立ちます。一方で本文の内容と合致しない、傍線部の意味として適切でないものを選ぶ問題も時おり出題されているので注意が必要です。

同様に本文中の空欄に入る語句、あるいは熟語を本文中から抜き出して(あるいは本文中の言葉を使って)答える問題の出題も目立ちました。本文中の指示語の内容を答えさせる問題も必ずと言ってよいほど出題されているので文脈に注意しながら読んでいかねばなりません。設問数が多いので時間配分には注意しましょう。

詩については、問題文は短いですが設問の難度はかなり高めです。詩の表現技法の名称について問われる場合もありますがそれは稀で、基本的には詩中の傍線部についての適切な説明を選択肢の中から選ぶ問題がほとんどです。作者の意図を把握するためにじっくりと読み解く必要があると思われます。

漢字問題・熟語問題については単純に熟語の正しい「読み」「書き」について問う問題だけではなく同義語・反義語を選んで漢字に変換する問題や、四字熟語中の空欄に適切な漢字一文字を入れる問題など様々な出題形式がとられているので、正しく漢字を書ける能力だけではなく、(四字)熟語についての知識も必要とされます。

小論問題は200~300字で自分の意見をまとめなければなりません。簡潔な文を書き、起承転結を意識して文章を構成していく必要があります。テーマとしては少子化・地球環境・女性の労働環境などについて問われてきているので、様々な社会問題について自分でいろいろ調べて考えておくことが望ましいです。

数学

数学1Aまでの出題範囲でしたが、出題レベルは中学生レベルのものから、高校の定期テスト・傍用問題集レベルのものまで様々でした。平成27年度6期は

  • 大問1…方程式・不等式の小問集合
  • 大問2…分母の有理化・因数分解・二次関数・判別式といった内容を問う小問集
  • 大問3…組合せについての問題
  • 大問4…絶対値記号を含んだ2次関数と傾きが文字の直線がもつ共有点についての問題
  • 大問5…正弦定理についての問題
  • 大問6…二重根号を外す知識を必要とする方程式問題

でした。後半の問題の中には一瞬では解けないような問題も含まれているので、問題演習をつみ計算力を養ったうえでじっくり取り組んでいく必要があると思われます。

絶対にやっておくべき基本

国語総合

大問1は随想ないしは評論の出題が予想されます。文量も少なくはないので、常日頃から活字に慣れ、集中力を保った状態で本文を読み解くことができるようにしておかねばなりません。

漢字問題も必ず出題されており、そこまで難しい出題はされてはいないのでこの辺はしっかりと正解できるよう勉強しておきましょう。他の設問については、数は多いものの基本的な出題が多いので、

「指示語が示す内容を答えることができるようにしておくこと」

「選択肢を本文と照らし合わせて正解かどうか判断できるようになっておくこと」

が必須となるでしょう。接続詞や慣用表現として適切なものを選ぶ設問も出題されているので、基本的な接続詞・慣用表現については使い方について理解しておかねばならないです。

詩については非常に対策が難しいですが、詩などを扱っている問題集にトライして解き方のセオリーなどを学んでおきましょう。漢字・熟語問題については正答するのが非常に難しい設問もありますが、基本的なものも多いので基礎的なところからしっかり勉強しておきましょう

小論文については自分の意見をしっかり簡潔に書けるようにする能力と、文脈を意識しながら文章を書く能力が必須となります。

数学

算数レベルは完璧であることが前提とされていました。ここが怪しい人は完璧と言えるようになるまで演習をつまねばなりません。基本的にほとんどの設問で2次方程式・2次不等式の知識がないと歯が立たないのでしっかりとこれらは解けるようにしておかねばなりません。

2次関数や、分母の有理化、組合せ、三角比、正弦定理・余弦定理など頻繁に出題が予想される範囲については基本的なところは絶対におさえておかねばなりませんし、さらなる演習をつんでおかねばなりません。

どのあたりから勉強する必要があるか

国語総合

国語が苦手な人は中学生レベルの読解問題から始めると良いでしょう。国語が得意な人もその辺から勉強を始めると非常に良い対策になるはずです。ただし漢字・熟語問題は中学生レベルをはるかに超えた出題がされているので高校卒業レベルの漢字までしっかりマスターできるよう勉強しておきましょう。

数学

基本的には中学生レベルの内容までは完璧に解ける必要があるので、不安がある人は自分が分からなくなったところまでさかのぼって勉強しておきましょう。それが終わった人は数学1Aの教科書などの基本例題などから勉強を始め、目標としては章末問題レベルまで解けるようにしておくのが理想的です。

さらに演習をつみたい人はあまり難しくない問題集(教科書傍用問題集など)を使って演習をつんでおくと安心です。

気を付ける点 点数を取る為に

国語総合

設問数が多いので時間配分には気を付けましょう。合格点をとるためにはすべての問題を正解する必要はありません。自分が分からない問題、難しい問題については勇気を出して一度飛ばしてみるのも得策と言えます。

合格の為には大問1で高得点を取る必要があると思われますので、しっかりと時間をかけて取り組んでいきましょう。詩については自信をもって答えることができる受験生は少ないので、あせらず1問でも多く正解できればよいと開き直って、リラックスして読んでみると正解につながるのではと思います。

後半の漢字問題を大部分正答することも合格には必須です。小論文にもしっかりと時間をかけ、他人が読んでもわかりやすい文章を書いていかねばなりません。決して難しい文章を書かなくてはならないということではないので、自分の意見を簡潔にわかりやすくまとめる練習をしておきましょう。

数学

設問数も少なくはないので、計算ミスを極力しないよう気を付けて解いていく必要があります。やや難しい問題も含まれている可能性がありますので解けない問題に必死になって他の問題を解く時間がなくなった…とならないように注意しておかねばいけません。数学1Aの範囲について十分に演習をつんでおけば合格点はきっと取れるはずです。