看護助手のお給料はどのくらい? 介護職と比較してみました
このコンテンツでは下記の方が対象です。
- 看護助手と介護助手の給料の違いを知りたい人
対象者の方は続きをお読みください。
医療の現場で医者や看護師のサポートを行う、看護助手というお仕事。
看護師とは異なり免許を必要としないため、仮に未経験だとしても医療の現場で働くことができる仕事です。
ここでは、気になるお給料について調べてみました。
目次
これらを解説します。
公のデータから読み解く 看護助手のお給料
政府はさまざまな目的で民間企業の給与実態を調べています。国税庁が行っている「民間給与実態統計調査」や人事院が行っている「職種別民間給与実態調査」がそれにあたります。
しかし、これらのデータには看護師や准看護師はあるものの、看護助手に関する詳細なデータは載せられていません。
そのため、ここではハローワークや民間の求人情報を調べ、そこから導き出される看護助手の給与水準を考えてみましょう。
まず、公のデータにある
- 看護師の平均給与は306,738円
- 准看護師は266,976円
となっています。
一方、看護助手の求人を見てみると、正社員の場合でも16万円程度からスタートし、どんなに給料が上がったとしても、23万円程度という求人が多く見られます。
また、都心部と地方の格差もあり、地方になると15万円を切る金額も多く見られます。
さらに看護助手の場合、フルタイムの求人以外にパートタイムの募集も多く、残念ながらそのどれもが時給1,000円程度と、決して高水準とは言えない金額となっています。
看護助手の手当にはどんなものがある?
人の命を預かるという特性上、看護の仕事は24時間体制で動く現場がたくさんあります。
そのため、看護助手もまたシフト制で夜勤に入る可能性が高くなります。
もちろん昼間のみの求人も多数ありますが、夜勤がある職場の場合、夜勤手当で月々の給料を上乗せすることが可能です。
夜勤手当以外にどんな手当があるかは職場によって異なりますが、「通勤手当」や「住宅手当」などのほか、看護助手実務能力検定試験合格者に手当を与えている職場もあるようです。
手当の有無はトータルの収入に大きく影響をあたえるので、ベースの給与だけで判断せず、トータルの収入がいくらになるのかをしっかりと判断しましょう。
さらに、福利厚生も見逃せません。
大きな病院の場合、働く母親が多くいるため、保育所を併設しているところがあります。
その施設で働く人ならば無料または格安で利用できるため、家計の支出を大きく抑えることも可能です。
介護職と看護助手のお給料を比べてみました
看護助手の仕事は備品管理や、患者の誘導、患者の家族とのコミュニケーションなどのほか、食事の世話や入浴の手助けを行うこともあります。
一部の仕事は介護職とも重なる部分がありますが、実際のところ、看護助手と介護職の給与待遇はどの程度異なるのでしょうか?
介護職の給料が低いというのは、すでに社会問題になっているほど深刻なものです。
介護福祉士の資格を持つベテランの中には額面で40万円近くもらっている人もいますが、額面20万円で手取りが15万円程度という人が非常に多いのが現状です。
つまり看護助手との給料の開きは大きくなく、残念ながら双方ともあまりよいお給料とはいえないという現状が見えてきます。
前項でも解説した通り、看護助手であれ介護職であれ、ベースのお給料だけにとらわれるのではなく、手当てや福利厚生、そしてボーナス水準などから総合的に判断して職場を選ぶようにしましょう。
資格なしでも就職できる施設が多くあることを考えると悪くはないでしょう。
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