高卒認定(旧大検)英語 第7回「I am ~./You are ~.」

公開日:  最終更新日:2016/09/09 英語
I am notの短縮形はI’m not となって、なぜI amn’t ではないのでしょうか。
まず、母音(ぼいん)と子音(しいん)のちがいについて覚えておきましょう。
吐きだす息を唇や舌で妨げないときに生じる音を母音と言います。おおまかに言うと、ア・イ・ウ・エ・オ (a, i, u, e, o) のことだと一応理解しておいてください。
それに対して、舌や唇を動かして、呼気の流れを妨げている音を子音と言います。
呼気とは、鼻や口から吐く息のことです。

次に、m, n, t は子音なのですが、それぞれの音の出し方を確認しましょう。
①mは、両唇を閉じ、「ンー」と鼻にかけて声を出します。
②nは、口は軽く開け、舌を上の歯ぐき付近につけて「ヌ」という感覚で、鼻に抜くように声をだします。必ず上の歯茎に舌をくっつけてください。
③tは、舌を上の歯又は歯ぐきあたりにつけ、舌を前方へ向かってはじいて(離し)、息も同時に強く出します。舌を強くはじき、息を瞬時に破裂させます。

さて、amn’t に戻りますと、m-n-t という3子音連続が生じています。
試しに、①②③の音の出し方で発音してみてください。
m-n-tと連続して発音するのは、なかなか難しいはずです。
amn’t を用いないのは、この3子音連続には抵抗があるからなのです。
                                              

QUESTION(2) 「私は(が)」を意味する Iはどうしていつも大文字なのですか?

ウィリアム・キャクストン(William Caxton)は、英国の印刷者で、1474年に英語で最初の本を印刷しました。彼が活字印刷で出版を始める半世紀以上も前から、一部の手書き写本が始められていたそうです。一人称単数主格「私は(が)」は、ic、ik、i、j、ich、Ich など、いろいろに書かれていました。
ところが、William Caxton が活字印刷で出版を始める際に、自分が出版する書物においては、一人称単数主格をI にする、と決めました。
おおきな理由はそのことによるものと思われます。 
彼は、「トロイ物語」をフランス語から英語へと自ら翻訳・刊行し、これが最初の英語活字本とされています。

次回までの宿題ですよ。 以下を日本語訳してみましょう。
William Caxton was an English merchant, diplomat, writer and printer. He is thought to be the first English person to work as a printer and the first to introduce a printing press into England.

問題 次の短縮形をつくってみましょう。
①I am →     ②I would [had] →  ③We would [had] →
④He is [has] →  ⑤You have →    ⑥They are →
⑦They will →   ⑧They would →    ⑨were not →
⑩will not →    ⑪can not →     ⑫would not →
⑬could not →   ⑭should not →     ⑮must not →

さて、クイズです。
【Quiz】
①What flowers does everyone have on his/her face?
誰でも、顔に「花」をもっています。どんな花でしょうか?

②What did the big chimney say to the little chimney?
大きい煙突(お父さん煙突)が小さい煙突(子どもの煙突)に
何と言ったでしょうか?ヒントは、煙突から出るものです。

【前回のクイズの答え】
でっかい、でっかいありは giant でした。

【上の問題の答え】
① I’m   ② I’d   ③ We’d  ④ He’s   ⑤ You’ve  
⑥ They’re    ⑦ They’ll    ⑧ They’d   ⑨ weren’t
⑩ won’t 発音注意 [ wount ]   ⑪ can’t    ⑫ wouldn’t
⑬ couldn’t  ⑭ shouldn’t  ⑮ mustn’t 発音注意[ m s( )nt ]

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