カールユングとは

心理カウンセラーになるには

カール・ユングとは、スイス生まれでチューリッヒ大学の精神病棟でブロイラーの指導のもと、精神科医として訓練を受けました。

ブロイラーは、統合失調症を表すschizophreniaという用語をつくったことでも知られています。

精神分析学を創始したフロイトは、それまで漠然としてしか理解されていなかった「無意識」というものの学問的な研究を初めて行い、「意識(理性)」が押さ えつけている欲望のかたまりが「無意識」だと解釈しました。

つまり、ああなりたい、こうしたい、という強い欲望を人は理性によって押さえつけているということです。

それがこころの正体であり、こころの病はこの「無意識」が「意識」に対して反発することで起こる症状だと考えました。
こころの病の原因をフロイトと同じように考えていたのがカール・ユングでした。

フロイトとユングの関係

フロイトの研究に触れたカール・ユングは自分の出版した本を贈り、それから2人は手紙のやりとりをするようになります。

約20歳という差がありながらも、2人は交流を深め、1907年にカール・ユングはウィーンまでフロイトを訪ね、待望の出会いを果たしました。

はじめ、フロイトは若くて才能あるユングが自らの研究に感銘を受け、慕ってくれることを大変喜んでいました。

しかし、「意識」に押さえつけられている「無意識」、 つまり欲望の正体はすべて性欲から発しているものだという「性理論」に疑問を持ったカール・ユングは、精神分析学会の会報に反論を書きました。

この欲望における見解の相違から、やがてカール・ユングとフロイトは決別しました。

カール・ユングの心理学は分析心理学と呼ばれますが、著書『心理学的類型』(1921)にも見られるように、カール・ユングはリビドー(欲望)の方向に応じて、外向性と内向性を分けるなどの類型論を展開しました。

なかでも個人の無意識にとどまらずに集合的意識を仮定し、民間信仰や神話などの分析を通じて集合的無意識から現れ出る象徴として元型を重視したので、夢や芸術作品の分析において独自の象徴解釈を可能にしました。

集合的無意識とは、人間の無意識の深層に存在する、個人の経験を越えた先天的な構造領域であり、元型は、アーキタイプとも呼ばれ、夜に見る夢のイメージや象徴を生み出す源となる存在とされています。

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