カウンセリング料金の相場や保険は? ―価格の違いについて―

心理カウンセラーになるには

カウンセリングを受ける時、料金は機関によって違いがあり、どのくらいが適正な価格なのかわからないことがあると思います。

今回は、

について解説をします。

カウンセリング料金の相場

カウンセリング料金の相場ですが

(1)都市部か地方か

都市部の場合は、1回約50分あたり10000円前後。
地方では7000円前後です。

都市部で高額なのは、家賃等のコストがかかるためです。

(2)サービスの内容

「話を聴くだけ」のサービスだと、2~3千円で済むところもあります。

ただ、無資格の心理カウンセラーや、心理テクニックをかじった人が行っている場合が多いです。

他に、大学の心理相談室では、大学院生が研修として低価格のカウンセリングを行っています。

「特定の問題解決」を目指すサービスだと、専門的な治療が必要になってくるので、料金も高くなります。

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それぞれの機関の内容と期間

(1)心療内科

主に精神的な問題が原因で起こる身体の症状を扱っています。
心身症、過敏性腸症候群、胃潰瘍などです。

しかし、「心療内科」と看板に掲げられていても、精神科である場合が多くなっています。

これは、「精神科」という名前が一般の方々になじみにくいためです。
標記を変えることにより、敷居の高さをなくそうとする試みです。

(2)精神科

主に身体には現れない心の病気・精神疾患を扱っています。
例えば、不眠、幻覚、幻聴、抑うつ等です。

心療内科と精神科で共通すること

料金ですが、初めての受診の場合は約3000~6000円程度、二度目以降の受診では約2000~3000円程度です。

診察の内容や処方されるお薬の種類によって変わってきます。

医療では、料金の算定に保険点数を使います。
保険点数は1点が10円です。

実際は「〇〇加算」というように、細かく加算設定されています。

一般的な診察料ですと、初診が282点、再診が72点となります。

さらに、通院精神療法という精神科的な診察を行うと、初診が600点、再診は400点(30分以上)加算されます。

最後に、精神科・心療内科における診察料をまとめますと、初診が882点、再診が402点となることが多い、と考えていただければと思います。

診断書をもらうことができます。
書いてもらう場合は約3000円~5000円ほど費用が必要です。

1回の診察時間は、病気の治療としての会話がメインとなるので、初診以外は10分と短くなります。

(3)厚生労働省

心の悩みについての相談事業をほぼ無料で行っています。
相談内容により機関が異なりますので、いくつかご紹介します。

1.働く人の悩みホットライン

電話相談が無料で行えます。
相談内容は、職場、暮らし、家族、将来設計など、働く上での悩みがメインです。
相談時間は一人1回30分以内です。

2.保健所

全国でこころの健康相談を行っています。
各保健所により内容は異なりますが、料金は無料であり、専門の医師に相談できるところもあります。

3.精神保健福祉センター

うつ病・薬物依存といったものから思春期相談まで、幅広く受け付けています。
電話相談は無料となります。

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(4)カウンセリングセミナー

有名なカウンセラーだと、カウンセリングセミナーや講座を開いています。
料金は無料から数十万円と様々です。

内容は多岐に渡り

  • うつを改善する
  • トラウマを改善する
  • 自己啓発
  • NLPなどの実践心理学
  • カウンセリング技法

など様々です。

また、通学・通信で心理カウンセラーの資格取得ができる会社が多数あり、多様なカウンセリングセミナーを受けることが可能です。

(5)企業内カウンセラー

会社の中には、メンタルヘルスを専門にしているカウンセラー(主に産業カウンセラー)が常駐しています。

無料でカウンセリングを受けられることがほとんどです。

カウンセラーによって通院が必要であると判断された場合は、病院を勧めてもらえ、また紹介状も書いてもらえます。

(6)占い

悩みを持つ人の話を聴いて、問題解決を目指すという方向性は、カウンセリングと重なる部分があります。

占星術、タロット、四柱推命などといった様々な種類があるので、自分に合う方法を見つけてみるのが良いでしょう。
料金は30分で約3000円~5000円程度です。

カウンセラーはあまり信用できないと感じている方は、試してみるのもいいかもしれません。

(7)民間のカウンセリング

民間のカウンセリングルームでは、診察・病名の診断、また薬の処方はできません。

「話を聴くこと」をメインとしています。

医療行為ではないので、無資格や民間の資格を取得した後、カウンセラーとして働いている人は大勢います。

民間のカウンセリングを受ける場合は、専門的知識を学んだ「臨床心理士」の資格をもつカウンセラーが代表的ですが、民間のカウンセリング資格を取得している人でも良いスキルを持っている人は大勢います。

大事な事は臨床経験を積む事です。

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カウンセリングは保険効くの?

心療内科と精神科では、保険が適応される場合がほとんどです。

さらに、精神科に長く通院する必要がある方には、自立支援医療という保険が適応されます。
これを使うと、通常3割負担である保険診療が1割負担まで下げることができます。

民間のカウンセリングルームでは保険は効きません。

心療内科と民間カウンセリングルームの違い

(1)「投薬」か「話を聴くこと」による治療か

「話を聴くこと」のみでは治療効果が得られない、重度の精神疾患・身体症状の場合は薬による治療の必要があります。

反対に、「話を聴いてほしい」ことがメインの場合、民間のカウンセリングが適切です。

(2)治療者の信用性

心療内科では、診察は「内科医」または「精神科医」が行います。

しかし、民間のカウンセリングルームでは、無資格、民間の心理資格を取得したカウンセラーが非常に多いのが現状です。

上記でも解説しましたが、臨床経験が何よりも重要になります。

まずは民間のカウンセリングルームの歴史や今までの臨床経験数、評判など交え総合的に判断してみましょう。
(たまに、心療内科でも無資格でカウンセリングをしているところもあります)

(3)保険と診断書

先ほども触れましたが、心療内科では保険が適用されます。
民間のカウンセリングでは保険が効かないので、高額になる恐れがあります。

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どんな人が受けた方が良いのか?

「私の悩みはこれです」と言える人の場合、目標がしっかりしているので、問題解決への道が見つかりやすくなります。

ですが、大半の方は「様々な悩みがあり、どうすれば良いのかわからない」という気持ちでいるかと思います。

そのような心境の場合、カウンセリングを試しに受けてみることをおすすめします。

話をすることで、こんがらがってしまった悩みの糸をほどいていけば、解決への兆しが見えてくると思います。

心理カウンセラーになるには