苦手なコミュニケーションを克服 原因や特徴 仕事に活かす

心理カウンセラーになるには

コミュニケーションが苦手な人は、長年克服できずに悩んでいます。
社会人になってもコミュニケーションが上手く取れずにいると、仕事にも影響が出てきてしまいます。

コミュニケーションが苦手な方に少しでも克服することができるように、今回は

について解説をします。

コミュニケーションが苦手な人の特徴と原因

ここでは、コミュニケーションが苦手な人の特徴と原因について触れていきます。

(1)相手の話を聞かず、自分のことしか話さない

「相手」よりも「自分が」になってしまっている人です。
相手の話を最後まで聞かず、話の腰を途中で折ってしまいます。

「自分のことを自慢したい」「かまってほしい」という気持ちが強いことが原因だと考えられます。

自分を等身大より大きくみせようとするのは、自信のなさからくるようです。
周囲からの注目を浴びたがるのは、幼少期に十分な愛情をもらえなかったことが発端となる場合が多いです。

(2)目を合わせない

相手が話をしていても、目を合わせません。
下を向いていたり、目がどこかに泳いでいたりするので、これでは相手の話を聞いていないように相手には見えてしまいます。

「コミュニケーションを取る」という状況に耐えられず、避けたいという気持ちが原因であると考えられます。

「不安」な気持ちが強いようです。

(3)自信がない

自分に自信がないので、相手の反応が気になってしまいます。
ひどくなると、人と話す場にいるだけで苦痛だと感じる人もいます。

そうなると、会話を盛り上げようと考える余裕はありません。
自分が楽しめず、結果、その場を盛り下げてしまいます。

コミュニケーションを取る時の失敗経験によって自信をなくしてしまっているのかもしれません。

「失敗したから改善しよう」ではなく「失敗したからまたするのではないか」という誤った思考になっていると考えられます。

(4)常識がない

社会や世間に対して鈍感であると、会話に入れず、的外れなことを言ってしまったりします。
「あの人は常識がない」と思われてしまうと、相手にされなくなってしまうこともあります。

周囲に常識を学ぶ環境がなかったことが原因と考えられます。
例えば、親の過保護も一つの要因となります。

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コミュニケーションが苦手な人の克服法

ここでは、コミュニケーションが苦手な人の原因をどう克服していけば良いのか、について解説します。

(1)話す3割:聞く7割を守る

人は無意識の中で「自分の話を聞いてもらいたい」と思っています。
まずは、相手の話を最後まで聞いてあげましょう。

相手の話に一旦区切りがつくまで、途中で口をはさんだり、自分の意見を言い始めないように気をつけてみます。

自分が話すのは3割、相手の話を聞くのを7割にしてみましょう。

すると、お互いにとって気持ちの良い会話ができるようになります。

(2)非言語コミュニケーションを意識する

コミュニケーションを行う時の手段として、言語コミュニケーションと非言語コミュニケーションの2つがあります。

非言語コミュニケーションとは、会話を行う時の言語以外の情報のことです。
ジェスチャー、表情、しぐさ、声のトーンなどがあります。

相手が話している時は、なるべく相手の目を見るようにしましょう。

相手が複数人に向かって話している時でも、意外と話を聞いてくれている人はわかります。

言葉を発さずとも、「あなたの話を聞いているよ」と目で伝えます。
さらに「うなずく」だけで、印象もアップします。

自分が話す時は、内容によって声のトーンに変化をつけたり、ジェスチャーをつけてみることで、

会話にメリハリが生まれます。

また、親しい者同士は、お互いのしぐさ・口癖などが似てくる、ということが心理学的に証明されています。

  • 顔の表情をまねする(相手の顔が歪んだら、こちらも少し歪ませる)
  • 同じしぐさをする(相手が水を飲んだら、こちらも飲む)
  • 話しかけられたら、必ず相手の目を見るようにする

あくまでもさりげなく、自然に行うことがポイントです。
これらを行えば、相手は自分に対して親密な感情を抱きやすくなります。

非言語コミュニケーションを意識して行えば、より魅力的な話ができるようになりコミュニケーションが苦手な人も克服ができます。

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(3)相手の反応を気にしない

人と話すのが苦手な人は、まずその場に慣れることから始めてみてはいかかでしょうか。

最初の目標は、人の話を聞いて楽しむこと。

それができるようになったら、「そうですね」「すごいですね」など、相手の話に共感する言葉をかけてみる、というように小さいことから達成していきましょう。

少しずつできるようになれば、自然と自信もついてきます。自信がつければ、相手の反応も気にならなくなります。

(4)一般常識を普段から勉強しておく

社会のニュースや一般常識について、普段から勉強をしておきましょう。

特に社会人になってからは人付き合いが広くなるので、社会で起こる出来事に対して敏感になっておくと、話せる話題が増えるので役に立ちます。

常識を知ると、自分の非常識さもわかります。
自分自身を知る上でも、勉強をするくせを身につけておくと良いですね。

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仕事(職場)でコミュニケーションが苦手な人の対処法

ここでは、仕事でコミュニケーションが取れない場面を3つ挙げます。
そして、場面に応じた対処法について紹介します。

(1)声が小さくなる→自分から挨拶をし、記録する

コミュニケーションが苦手な人は、声が小さくなってしまいがちです。
何か報告がある時でも「え、何?」と言われてしまいます。

まずは、職場の人と簡単なやりとりをする回数を増やしてみましょう。

そのためには、自分から挨拶を行うことです。
当たり前のことですが、毎日意識をして行うのは努力が必要です。

勇気を出して一人に「おはようございます」と言ってみましょう。

そして、誰に挨拶できたのかを記録していきましょう。
すると、数が増えていくことでモチベーションにつながります。

(2)報告すべきことを後回しにしてしまう→メモをしておき、直接口頭で話す

コミュニケーションが苦手な人は、相手と話すのが億劫になりがちです。

「これは話す必要があるのかな」と考え込んでしまい、結局報告ができず後から注意されてしまうことがあります。

伝える必要があるかないかを判断する前に、気になることがあればメモを取りましょう。

小さくて、いつでも取り出しが可能というところがポイントです。

また、付箋をパソコンに貼るのもおすすめです。常に見える場所に付けておきます。

仕事が一段落したら、メモを見直し、報告すべきことをある程度まとめられたら、上司に直接伝えにいきます。

直接伝えるのが難しいようなら、メールで逐一報告を行います。
一旦気になったことを置いといて、後から冷静に処理できるようにします。

(3)職場に一人でいる状況が多い→誰か一人、日常的に話せる人を選ぶ

職場に一人でいるのが不安なようなら、普段話せる人を一人選んでおきましょう。

最初は、出勤と退勤の挨拶から。それを1週間続けられたら、「今日のお天気良いですね」と軽い会話をしてみましょう。

「仲が良い」までならなくても「日常でしゃべる人」を作るだけで、気分は軽くなれます。

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就職やバイトの面接での対処法

ここでは、コミュニケーションが苦手な人でも面接を上手く実行できる方法について解説します。

(1)面接官と共通の話題を見つける

面接では、いきなり質問が始まるのではなく、雑談や自己紹介をする時間が設けられています。

面接官から好印象を持たれるためには、「共感」してもらうことが重要です。

自分の人柄を知ってもらいましょう。

「コミュニケーションが苦手だけれど、こんな努力をしてきた」と素直に伝えてみるのも良いでしょう。

誠実で前向きな印象を与えます。

コミュニケーションは誰もが抱えている問題なので、面接官も共感を得やすいでしょう。

また、働きたい業界について念入りに調べていくことをおすすめします。
そうすれば、話せる話題も増え、面接官からの質問にも答えられるでしょう。

(2)大きな声でしっかり話す

まず、入室をする時に一番意識して声をはっきり出しましょう。

面接は緊張するので、段々と声が小さくなっていくことが予想されます。
声が通るように練習をしていきましょう。

例えば、親しい友人とおしゃべりをしたり、カラオケに行き大声で歌うという方法もあります。

(3)質問をあらかじめ用意していく

面接が終わると最後に「質問はありますか」と聞かれます。
質問は10個ほど用意していくと良いでしょう。
なぜなら、面接官との話の途中で質問を言う場合もあるからです。

(4)面接という場に慣れる

面接というものは誰でも緊張しますが、慣れることによっていくらか楽にできるようになります。

そのためには、練習あるのみです。

練習をすれば気持ちに余裕ができ、自信を持った態度に変わります。

自己紹介や志望動機は必ず言います。
10回、50回、100回と練習してみましょう。

面接官から質問されそうなことは100個ほど用意し、すべて答えられるように文章にして、暗記してみましょう。

そうすると、大体のことについて答えられるようになります。
何を言えば良いのか、思い浮かばないということはなくなります。

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社会人のためのスキルアップする方法

社会には、コミュニケーション能力を教育する方法があります。
主に海外で行われているものを、グローバル化が進む今、日本にも多く取り入れられています。
ここではその一部をご紹介します。

(1)スピーチ力

スピーチと聞くと難しいという印象があるかもしれませんが、回数を重ねることで慣れてきます。

「人前に出る」ということは大変緊張しますが、それだけ自分にとって価値ある経験になります。

日本では「トーストマスターズ」という米国から導入されたクラブ活動がおすすめです。

一人5~7分間、好きなテーマで壇上に立って話します。それに対してメンバーは評価を行います。

聞いている人は、自分の話を興味深く聞いてくれ、応援してくれようとするので、モチベーションがあがります。

「一歩踏み出す勇気」で挑戦してみてはいかがでしょうか。

(2)ディベート力

ディベートは決まった役割にのっとって、3~4人のチーム同士で競い合います。

賛成、反対の立場がはっきり分かれているので、何を話すのか明確にできます。
交渉や商談の場で使える「説得力」を鍛えることができます。

発言する時間や役割が決まっているので、一人で発言する時間が長くなることはありません。

なので、話すのが苦手な人でも乗り切ることができます。
まずは「人前で発言を行う」ことから始めたい人におすすめです。

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コミュニケーションが苦手な人の病気

ここでは、コミュニケーションが苦手な人が持っている可能性のある病気について解説します。

(1)対人恐怖症

人前だと過度な緊張をする、顔が赤くなってしまうといった症状です。
仲間意識が強くある日本人に多くみられます。

人から変に思われるのではないか、嫌われたらどうしようといった、人間関係への不安が根底にあります。

人見知り、人を気にするといったことは誰にでもありますが、対人恐怖症はそれらを気にしすぎ、とらわれてしまうことによって、心の悩みにまでおよんでしまっている状態を言います。

(2)アスペルガー症候群

相手の気持ちを理解したコミュニケーションが非常に苦手です。
「察する」ことができないので、相手との会話がちぐはぐになってしまいます。

例えば、

  • 相手に呆れられてしまい「好きにしたら良いよ」と言われ、本当に好きなようにしてしまう。
  • 電話で「○○さんいますか」「はい、います」で会話が終わってしまう。

相手に取り次ぐという経過がわからない。

  • 仕事に遅刻し「大物だね」と先輩から言われ、「私は新人なので大物ではありません」と返す。

このように、言葉の裏の意味や皮肉が理解できないといったことがあります。
微妙なコミュニケーションが取れないので、人間関係で生きづらさを感じやすくなります。

(3)注意欠陥性多動性障害

注意不足、衝動的な行動が多い、意味のないしぐさをするといった症状が起こります。

例えば、衝動的に思ったことを言ってしまう、目的のない動きをしてしまう、ケアレスミス・忘れ物・遅刻が多いといったことです。

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